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モハメッドアリ

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"蝶の様に舞い、
蜂の様に刺す。

目に見えないものを
手にとらえることなどできないのだ。"

全てのスポーツにはそれぞれに偉大な選手がいますが、ボクシングにはモハメッド アリがいます。

カシアス・マーセラス・クレイは、自転車が盗まれた事を警察に届けた時、その担当だった警察官がカシアスをフレッド　ストナーに紹介した事がきっかけで、ボクシングを始めました。そのとき彼は１２歳でした。ストナーは彼がケンタッキー　 チャンピオンシップに6回優勝、ゴールデングローブチャンピオンシップ２回優勝、それからアマチュア　アトランティック　ユニオン　チャンピオンシップ２回優勝をカシスが達成するにあたって貢献した人物でした。さらにカシスは18 歳の時、1960 年のローマオリンピックで金メダルを獲得しました。1964年にカシスはイスラム教に改宗、モハメッド アリ、”アラーに称賛された人”と改名しました。

22 才の時、3回目のタイトル保持戦でアリはヘビー級のチャンピオン　サニー　リストンを打ち負かしました。リストンとの２回目の戦いはその1年後の1965 年で、それは世の中に物議を醸し出しました。アリが観客の目にも留まらない速さで繰り出される”ファントムパンチ”をリストンがくらった時に、戦いは終わりました。その間僅か1分35秒でした。しかし試合は八百長であったとの噂が飛び交いました、噂の中には、リストンが勝ったら彼の娘はブラック　 ムスリムによって殺害されるという事と、アリも試合中に暗殺されるというものだったので、リストンは早々わざとにリンクを離れたのだったというものもありました。

１９６７年には、彼がベトナム戦争の徴兵を拒否したことで、世界ボクシング協会がアリのベルトとライセンスを取り上げ、それは物議を醸し出しました。

アリは１９７１年ジョー　 フレイザーとの試合でリングに復活、プロとしては最初の負けを喫したものの、２５００万ドルの大金を手に入れました。

最も有名なアリの試合の１つ、１９７４年１０月３０日に行なわれた対ジョージ　フォーマン戦は“Rumble in the Jungle　 -　キンシャサの奇跡”と名付けられました。試合が始まる前自信たっぷりのアリは観客を指揮、" Ali boma ya !　アリ、奴を殺せ！"と合唱させたのです。そして第８ラウンドにフォーマンはダウン、カウントダウンが始りアリは２回目のワールドチャンピオンの座についたのでした。

1975 年9 月30日、“Manila in Thrilla”、の最も残酷な試合のショーケースがアリとジョー　フレイザーの間に行なわれました。両ボクサーとも互角に渡り合い、どちらもめった打ちされ、痣だらけになってリングを離れたのでした。最終ラウンド前の休憩でフレイザーのトレーナーは試合の中止を求めました、フレイザーは滅茶苦茶に打たれていたのです。試合終了後間もなく、アリもリングコーナーで気絶してしまいました。

アリの最終試合は1981年12月19に行なわれました。彼は６１試合中３７試合ＫＯ、１９試合ＫＯ勝ち、４試合ＫＯ負けという記録を残しました。しかしかれの本当の戦いは１９８２年、彼がパーキンソン病と診断された事に始まります。

アリは、その生意気さと荒々しさ、不作法、自分を売る能力に長けていることで有名でした(もしきみが私くらいに立派な人間だったら、謙虚になることは難しい、という科白に代表されるように) 。モハメッド　アリの公式ウェブサイトはこちらから、またモハメッド　 アリ　センターこちらからリンクしています。